子ども英語ヨガで、ナオミさんとスコットさんら来訪、子どもたちと触れ合いました！
「出来な〜いと言うより、やってみて！！きっと大丈夫だから」
10月18日午前9時45分、ハワイ在住のリー・スコットさん・ナオミさんご夫妻は、満面の笑みをたたえて、まるで、旧知の友人のように福島駅に現れました。
人けのない福島駅西口の様子に、「東京は人が多くて疲れるけど、ここは落ち着きますね〜」と。
その後、「ひかりの子保育園」に到着。 園庭の砂場にビニールシートが覆われていたことに心を痛めていらっしゃいましたが、子どもたちのあどけない姿に、やる気満々のご夫妻でした。
ヨガのウエアに着替えて、さぁ、スタート。
今回のテーマは「英語でヨガ」。英語もヨガも初めての子どもたち。どうなる事やら・・・と思いながら見ていましたが、参加した4歳・5歳の21名の子どもたちは、最初こそ、はにかんでいたものの、お二人のはつらつとした大きな声と、ユーモアあふれる動作や笑顔にみるみる引き込まれて、どの子も、満面の笑顔。エンジン全開！！
猫のポーズや像のポーズなどを真似て、小さな体をいっぱいに広げたり縮めたりする姿がとても愛おしくて、「希望」そのものです。英語も、たった30分の間にいくつもの動物の単語を覚え、英語での指示にも、なんとなく理解できるのか、ちゃんと指示通りに動けるんですね〜。子どもってホントすばらしい！！
あっという間の30分が終わり、園長先生の計らいで、保育園の給食を試食させていただくことに。園長先生の話によれば、食材はすべて県外産のものにしているそうです。ご自身は地場産のものを食しているけれど、子どもたちの体に入るものについては、今考えられる最善の方法をとるために、仕方がないのだというお話。福島の子どもたちが置かれている現状を突きつけられました。
ベジタリアンのリーさんは、お肉以外の食事をペロリ。
ナオミさんもペロリ。お味は本格的でした。
午後は、3時45分からということなので、田舎の様子が好きというリーさんを、あづま総合運動公園の民家園にご案内。本当にお好きらしく、興味津々の様子で散策していたところ、遠足で来園していた子どもたちのために、藁で縄を作る指導をされる方からお誘いを受け、急きょ体験することに。
見るとやるとでは大違い。6本の藁を3本づつ持ってねじっていくだけなのに、なかなかできません。林さんは早々にギブアップ。私はやればやるほどボロボロに。一番形になっていたのは、リーさんでした。
お昼はベジタリアンのリーさんのために「ゆず」で。リーさんはニンジンとゴボウが苦手だとか・・・。ベジタリアンでも嫌いな野菜があるんですね〜。
ナオミさんはほっそりとした体形なのに、完食。
その後、禅とヨガには共通していることが多いと言うリーさんを、大森にある禅寺にお連れし、アポなしで飛び込んだにもかかわらず、住職さんが禅の指導をしてくださいました。15分程度の瞑想でしたが、緊張の中にも静かな時間が流れました。リーさんは、いつ、肩をたたかれるかとびくびくしていたそうですが・・・（笑）
いよいよ、午後からの訪問先の「笹谷保育園」へ。ここでも、4歳から6歳の園児25名がちょっぴり緊張した面持ちで、体育座りをしながら待っていてくれました。園長先生によれば朝から「ガイジンサンはいつ来るの〜！！」と大騒ぎだったそうです。
最初は遊戯室の端っこから、なかなか動けなかった子どもたちも、時間を追うごとに、ここでもエンジン全開！！子どもたちのパワーと笑顔とやる気をここまで発揮させてくれるお二人に脱帽です。そして、子どもたちにもみくちゃにされながら、「ガイジンサン」がいつの間にか「おじちゃん」「おばちゃん」になっていく様子は、子どもたちに「人はみんな同じ」ということを、言葉での説明ではなく、体験として伝えてくれましたし、子どもたちにとって、素晴らしい経験になったことを確信しました。
リーさんが、子どもたちに向けた言葉が忘れられません。
「出来な〜いと言うより、やってみて！！きっと大丈夫だから！」
お二人には、カウアイ島の仲間たちと、来年、福島の子どもたちを招待する計画があるそうです。今後も、自分たちにできるサポートをしていきたいとおっしゃるリーさんとナオミさん。「ふくしま」に心を寄せてくれる素敵な仲間ができました。本当にありがとう！！！
以下、リーさんとなおみさんから、各幼稚園、保育園長に事前に送られた活動計画書です。
幼稚園、保育園長殿
アロハ！はじめまして。カウアイ島のリーとナオミです。
現在、カウアイ島にてワイメア東本願寺住職の藤森先生とともにALOHA FUKUSHIMAKEIKI （福島の子ども達を保養のためカウアイ島に招待しよう）というプロジェクトをしています。
この度、2012年10/ 14（日）〜10/23（火）の期間、日本を訪ねることにしています。短い期間での里帰りで私の実家は奈良ですが、一度ぜひ福島を訪れたいと思いました。私たちは夫婦二人ともヨガのインストラクターでIsland Yoga Cocoro として観光者の方たちにプライベートヨガレッスンや観光ツアーをしています。主人はアメリカ人で長く日本で教育委員会や小中学校の英語教師として働きました。私は日本では20年ほどスイミングインストラクターとして子供たちと共に過ごしてきました。キッズヨガの指導資格保有者です。
この度の帰国でぜひ福島のお子様たちに何か出来ることをさせて頂きたく、心と体に良くて楽しい "子ども英語ヨガ" をしたいと考えています。
キッズヨガは健康はもちろん、ストレスの解消、情緒の安定、想像力や協調性、生きる力の向上ととても素晴らしい効果があります。1回では全ての効果が目に見えて現れないかもしれませんが、体を動かし楽しい時間を過ごすことのメリットは誰もが知っていることでしょう。
ぜひ、貴園で出前講座を設けさせて頂けないでしょうか。
(私たちは交通費自己負担、指導料無償でさせて頂きます。)
詳細は別紙をご覧下さい。よろしくご決裁頂きますよう、よろしくお願い致します。
池尻 ナオミ
リー・スコット
