パース補習授業校より〜絵本お届け1

東日本大震災以降、パース補習授業校(http://www.wjsperth.org/)では毎年3月に追悼集会を開き、被害を受けた地域そこに住む方達のことを考える機会もっています。
今回は追悼集会で生徒・保護者から集めた募金で世界の絵本のご寄付をいただきました。
お届けは“パースふくしまの会”を通じ、ビッグキッスプロジェクトが担当させていただきました。

絵本は各施設へ8冊ずつ(6ヶ国の絵本)
「OCEAN HUNT・海の生き物を探せ!」というオーストラリアの絵本が子ども達に大人気でした。

なお、今回の絵本の選定等は、WORLDLIBRARY(http://www.worldlibrary.jp/)さまにご協力いただきました。
1施設ずつ組み合わせて送っていただき、丁寧に梱包され確認やお届けもスムーズにできました。
ありがとうございました。


↑こんな風に絵本に傷が付かないように丁寧に梱包されていました。

 
↑絵本と一緒に、パース補習授業校さまからのメッセージも一緒にお届けしました。

 
お届けは4月23日(木) 1日で10ヵ所回るので8時過ぎに出発!
お天気に恵まれ、気持ちもワクワク!
 

1.飯野あおぞら保育所さん

まずは、一か所目。飯野あおぞら保育所さん。
以前も一度訪問しましたが、本当に環境の良い保育園です。
実はこの日は参観日。「多くの保護者の方の前でできれば贈呈を...」
と所長先生おっしゃってくださったのですが、10か所の訪問スケジュールを組んでしまった私は泣く泣く代表の子ども達にお渡しして、帰る事に...

 

この日から保育所でも、ご家庭で家族が絵本を通してふれあえる時間を増やしてほしい。との思いで「絵本の貸し出をスタート」するとの事でした。

なんだか嬉しいタイミングで絵本のお届けができて、先生方にもとても喜んでいただけました。
(※お時間早まってしまったのご対応いただきありがとうございました!)

 
2.飯野おひさま保育所さん

着いたら子ども達はもう外遊びしていました!
こちらはまだ少し桜も残っていて、”こいのぼり”が園庭になびいていて、羨ましい環境の保育所です。

 

実はお電話で今回のお話しをした時に、所長先生が以前別な保育所に勤務されていた先生でびっくり!
公立保育所さんは異動があるので、本当に懐かしい出会いもあってご訪問も楽しいです。

そして子ども達。本当に元気いっぱい。
遊具の隙間を三輪車?でスイスイ。皆身体鍛えてるな〜。という印象でした。
自然の中で育っている子ども達は本当にたくましいです。

少子化が問題視されている日本ですが、おひさまさんでは3人以上の兄弟も珍しくないそうですよ。
こんなお話しが聞けるという事は、少しずつ前進できているんだな。
と感じました。

 
3.福島ふたば保育園さん

飯野からの移動時間が不安だったので、ふたばさんには正確な時間をお伝えしえおらず、園長先生が年長の子ども達に贈呈を考えて下さっていたのですが、お散歩に行ってしまい...
「松崎さん戻るまでゆっくりしていって!」と言ってくださるのですが次があり、本当に申し訳ありませんでした。
そこで、急遽外遊びしている子ども達へお届け。

 

外遊びの途中だったので、写真をとってすぐに絵本を回収。
その時のがっかりした子ども達の顔が印象的でした。
皆元気に「ありがとう!」と言ってくれてありがとう!

 
4.福島敬香保育園さん

次は福島敬香保育園さん。
園長先生は最初お電話でお話しをした時にも「絵本は丁寧に使ってもやっぱり長年使っていると補修が必要。新しい本は大歓迎!」と。
着いてからも「世界の絵本なんてどんなのかすごく楽しみにしてました!」とおっしゃってくださいました。

皆でホールで待っていてくれてびっくり!
せっかくなので、今日のプレゼントはどこから届いたものなのか、こんな地図を使って説明しました。

皆「日本!」「地球!」「オーストラリア知ってる!」なんて、元気に教えてくれました。

最後に皆でポーズ。そしてまた次の場所へ。

その2へつづく...

<パース補習授業校とは...>
http://www.wjsperth.org/
2015年度の生徒数は約300名、学級数は26学級で、就学年齢前の4歳児から中学校三年生までの長期滞在者並びに永住者の子女を対象に、国語(中学3年生のみ国語と数学)の授業を行っている。日本の小中学校で使用する国語教科書を中心とした指導を行い、スムーズに日本の教育に移行できることを目指している他に、様々な学習活動を通して日本人としての常識、知識、考え方や生活習慣を身に着けることを目標としている。