「清北ミニバスケットボールスポーツ少年団様」へ「パースふくしまの会様」からの支援金お届け

ゴールデンウィーク中の5月2日、清北ミニバスケットボールスポーツ少年団様の記念式典の場でお届けをする事ができました。
今回訪問した鈴木さんからのメッセージと祝辞を掲載します。
 
パースふくしまの会の皆さまのご厚意を子どもたちにきちんと伝えることが、私たちの使命だと思って挨拶させていただきました。予備知識のない小学生にわかりやすく話さなければなりませんでしたが、体育座りで静かに聞いてくれました。
パースふくしまの会の名前入りのボールを受け取って、本当に嬉しそうでした。
オーストラリアに興味を持ち、次世代の両国の架け橋となれるきっかけになれば嬉しいです。
本当にありがとうございました。
鈴木裕美
 

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清北ミニバスケットボールスポーツ少年団20周年大会祝辞
                      2019.5.2(木)  北沢又小学校体育館
 清北ミニバスケットボールスポーツ少年団20周年、おめでとうございます。
私たちは、海外の子どもたちと交流している「子どもの笑顔 THE  BIG  K.I.S.S  PROJECT」という団体です。本日はおめでたい式典にお招きいただきまして、ありがとうございます。
事務局長の鈴木賢司さん、「子どもの笑顔 THE  BIG  K.I.S.S  PROJECT」代表の林由美子さん、そして、広報部長で福島大学で体育の教員をしている鈴木裕美子の3人で伺いました。
 皆さんはオーストラリアという国を知っていますか?福島から南の方へ赤道を越えてずっと行った所、何と8,000kmも遠い大陸です。
どんな人が住んでいるんだろう?どんな動物がいるんだろう?オーストラリア大陸は、福島県の地形と似ているんですよ。
海外には、23カ国、36の福島県人会があります。その一つ、オーストラリアにあるパースふくしまの会から、皆さんへのプレゼントをお届けすることになりました。
私たちは、2009年から、海外で国際結婚をしている日本人のママとその家庭を応援する活動をしてきました。
ところが、2011年、東日本大震災の後、交流していたパースふくしまの会の皆さんが、福島の子ども達の役に立ててくださいと何度も募金活動をして、支援金を送ってくださったのです。
今年も福島の子ども達のためにと、3月9日、パースで開催された日本祭りにブースを出し、福島の物産を販売してその益金を送ってくださいました。私たちも現地に赴き、手伝ってきました。
子育て中の若いママたちが故郷を思う気持ちが形になって、本日、皆様にお届けすることになりました。
必要な物をということで、バスケットボールを寄贈させていただくことになりました。
 震災の時、不自由な生活を強いられたのは我慢できても、失った命や財産は取り戻せません。
あの時思ったのは、「当たり前の日常のありがたさ」でした。好きなことに打ち込めるのはとっても素敵なことです。
一人ではゲームに参加することは困難ですが、仲間が集まればチームが組めます。
そして、家族をはじめ、支える人々の協力や環境が整って初めて実現します。逆に言うと、一人ひとりの思いがあったから、長い歴史が築かれてきたのだと思います。
 先輩たちが頑張ってきた歴史が今日の記念大会につながりました。頑張っている人は、みんなが応援してくれます。
福島から8,000km離れたパースからも皆さんの活動を応援しています。もちろん、私たち「子どもの笑顔 THE  BIG  K.I.S.S  PROJECT」も。
 20年続けてこられたご苦労と喜びを思い、これからも清北ミニバスケットボールスポーツ少年団の発展を願って、お祝いの言葉といたします。
おめでとうございます。
 
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