ファミリー卵教室・28年度

昨年に引き続き今年も福島県養鶏協会さまのご協力により、ファミリー卵教室を開催しました。
今年は郡山での開催、遅くなってしまいましたがレポート致します。

日 時:2016.12.23(金・祝)
時 間:10:30〜13:30
場 所:郡山中央公民館
参加者:16組、41名

クリスマスの連休で各地でイベントが開催される中、多くの参加者にお集まりいただきました。
はじめに今回サポートをいただいた福島県養鶏協会さまより、福島レイヤー会代表幹事(有限会社松川養鶏 代表取締役社長)の酒井社長様にご挨拶をしていただきました。最近のニュースなどを取り上げ、安心・安全な卵を提供している事を分かり易く子ども達に説明してくださいました。子ども達も真剣にお話しを聞いていました。

次に、講師の紹介を行い早速スタート!
はじめは、八巻亜梨沙先生による『アフリカのおやつをつくろう!』です。

<八巻亜梨沙 先生プロフィール>
福島市出身。福島大学人間発達文化学類卒業。
卒業後、青年海外協力隊としてアフリカ・ボツワナで活動。帰国後、JICA 二本松に勤務。現在は、東邦銀行国際営業部勤務。

キッスは国際色豊かな団体で、この日はサポートにオーストラリアから来ていたマーゴさんも参加してくださいました。亜梨沙先生からは、ボツワナでポピュラーなパン「パパタ」作りを紹介していたき、お料理の説明の途中でボツワナという国の食文化や挨拶などを子ども達に楽しく教えてくださいました。ボツワナでは朝食を家で軽く食べ、ティータイムにパパタをおやつとして食べる事が多いそうです。生地はなんと“300回”こねるそうですが、当日は先生が準備してくださった生地を成形して、フライパンで焼くところを実習で体験しました。


   
ふんわり膨らんだパンに、いり卵を挟んだり、蜂蜜を付けて食べたりするそうです。この日はオーストラリアのジャラハニーとアフリカのルイボスティーを試食でいただき、国際色豊かなおやつを楽しみました。
次は、たまごソムリエの友加里先生による『親子で楽しめるたまご料理』です。

<友加里先生プロフィール>
福島県出身・たまごソムリエ
日テレ『あのニュースで得する人損する人』タマミちゃんとして出演中
著書『たまごソムリエ友加里のたまご大好き〜あなたのたまご料理が100倍おいしくなるレシピ〜』

最初に、友加里先生がテレビで紹介していた、「まるごと卵を使ったプリンの作り方」を見せてくださいました。ストッキングを使って、くるくる回す様子に「わぁ〜」と歓声があがっていました。

メニュー:オムライス、卵サラダ、卵スープ、卵フライ

子ども達は、真剣に先生のデモンストレーションを見ていました。
次にこれを入れて...と順番をしっかり覚えているお子さんも多かったです。「卵は角じゃなくて平らなところで割るって先生が言ってたよ!」と、細かいポイントもしっかり覚えていました。
この日は時間の関係でスープとフライは先生方に作っていただき、参加者の方にはオムライスと卵サラダを作っていただきました。
サラダは、ゆで卵とむき海老、ブロッコリーをマヨネーズであえるのですが、栄養のバランスも考えられた、シンプルでもおもてなし料理にできそうな彩りよい一品でした。粉チーズが少量入っているのですが、それがすごく卵に合って美味しかったです。

オムライスの卵にはマヨネーズだけしか入れていないのですが、ふんわりトロトロでとても美味しくできました。
当日は養鶏協会さんのご支援でオムライスだけで、なんと1人3個の卵を使ったのですが、本当に贅沢なご馳走オムライスでした。

ふだん子どもだけに全てをまかせるのは、親からすると勇気のいる事ですが、良い機会をいただいて、子ども達に思い切ってまかせてみて”見守るだけでここまでできるんだ!”という新たな発見もありました。娘も「お友達と二人で5人分作ったよ!!」と満足気でした。
作っている途中「お腹が空いた〜、早く食べた〜い」という声が何度も聞こえてきただけに、完成後子ども達はモリモリ食べていました。
甘くしないと卵焼きも食べれない娘が、卵3個のオムライスをあっという間に完食していました。

身近な食材で栄養価の高い卵を使って、料理のレパートリーを増やせれば保護者にとっては嬉しい限り。先生方にきっかけをいただいて、食べる事・作る事に子ども達が興味を持ってくれる事は本当に嬉しい事です。

講師の先生方も子ども達一人一人に声をかけてくださって、スタッフの分の試食まで作ってくださいました。
また、帰りには自宅でも実践できるように、今日の“レシピ”と“卵1パック”をお土産にいただきました。

講師の先生方、そして今回全面サポートをしてくださった福島県養鶏協会の皆様に心から感謝いたします。
卵の美味しさ、作る喜びを知って、美味しい!と家族や友達と共感できる、幸せな時間を持てたと思います。
本当にありがとうございました。

報告:ビッグキッスプロジェクト 松崎恵子